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投稿日: CTK News Staff
2008/11/18 11:53  RssIcon

医療観察法は、心神喪失などの状態で殺人や放火などの
重大な犯罪を犯した人を 専門の指定病院に入院または通院させて治療する制度です。

小諸高原病院は 2年前の6月に対象者の入院指定病院となりました。
それ以後、15床に予備の2床を加えた17床は 常に埋まっている状況で、
指定から これまでの2年余りで 40人が入院、 20人近くが退院し、地域に戻っています。

この日の学習会では、主に この退院後の処遇について
長野保護観察所の社会復帰調整官の多賀谷ひろかずさんが
これまでの事例をあげて説明しました。

社会復帰調整官は 医療観察法のもとで
対象者の鑑定から入院、退院後の生活まで 社会復帰を支援しています。
多賀谷さんは、対象者が特定されないよう配慮しながら
担当した人たちの 退院後の生活や治療の状況などを具体的に紹介し、
「退院した人たちは、自分が病気であることを自覚し、 きちんと治療をしているので
同じような犯罪を犯す可能性は ほとんどない。」 と説明していました。

また、話は支援をする上での課題にも及びました。
多賀谷さんは、病床が不足していることから、 長野の人を広島に入院させたり、
北海道の人が小諸高原病院に入院したりしている現状では、
充分な支援が行えないとして、改善すべきだと話していました。 

この日の学習会には 会員ら およそ20人が集まり、
質疑応答では、具体的な支援の方法などを 次々に質問していました。
「現況を知り 安心できた部分もあるが 課題も明らかになった。」として、
今後は協議会として、この課題を住民の立場から国に伝え
制度の改善につなげていきたいとしています。

一方、講師を務めた多賀谷さんも制度を理解してもらうために
まず現状を知らせることが大切だと考えています。
長野県の対象者を一人で受け持つ多忙さから
なかなか時間がとれない現状ですが、
「話し合って理解を深めることの大切さを感じた。」 と話していました。
多賀谷さんが地域で 対象者の現状を説明したのはこれが初めてです。

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